ピックアップ記事
台風や大雪!国内線の遅延・欠航に備えるクレジットカード4選詳細はこちら

【修行の全行程と攻略法】国際線メインでJGC修行(サファイア)達成!

※記事内にプロモーションを含む場合があります。

JGCカード

2018年にFLY ONプログラムのサファイアステータスに到達してJALグローバルクラブ(JGC)に入会しました。JGC修行とはJGCに入会するためにたくさん飛行機に乗ることです。

JGCが何かについてはこちらの記事を参考にしてください。

関連記事 ビジネスクラスのラウンジに無料で入れる!JALグローバルクラブ(JGC)のメリットと入会方法

私は旭川在住なので旭川空港を起点としたJGC修行を行いました。国際線メインにして飛行機に乗る回数をできるだけ抑えました。

JGC修行としては旅行7割、修行3割くらいで楽しむことができたと思っています。

本記事では私のJGC修行の行程と達成に向けて考えたことについて紹介します。2019年以降修行する方の参考にしていただければと思います。

JGC修行の全行程

私は50,000FL ON ポイント(以下、FOPと呼びます。)を目指しました。

旭川からはほとんど羽田にしか飛んでいないので、実質的には東京(羽田・成田)を中心として修行しています。

買った航空券ごとに色分けしています。

行程日付搭乗便備考航空券代獲得FOPFOP単価
0JALカード初回搭乗¥05,000
JAL CLUB EST 初回搭乗¥02,000
11月19日旭川→羽田国際線乗継¥111,9401,6686.7
1月20日成田→クアラルンプールビジネス6,659
1月21日クアラルンプール→成田プレエコ¥94,7255,4076.8
1月22日羽田→旭川国際線乗継1,552
22月2日旭川→羽田ANA特典航空券¥000
2月2日羽田→ドーハエコノミー¥123,3301,54328
2月3日ドーハ→キリマンジャロエコノミー663
2月10日キリマンジャロ→ドーハエコノミー663
2月11日ドーハ→羽田エコノミー1,543
2月12日羽田→旭川先得割引タイプB¥13,89086416.1
33月2日旭川→羽田国際線乗継1,552
3月3日成田→クアラルンプールプレエコ5,407
3月4日クアラルンプール→成田ビジネス6,659
3月5日羽田→旭川国際線乗継1,668
48月11日旭川→羽田国際線乗継¥90,1301,5529.8
8月11日成田→ジャカルタエコノミー3,109
8月18日ジャカルタ→成田エコノミー3,109
8月18日成田→新千歳国際線乗継1,420
合計¥434,01552,0388.3
「FOP単価」は1FOP獲得するのにいくらかかったかを示しています。10,000FOP獲得するのに10万円かかればFOP単価は10、5万円かかればFOP単価は5です。FOP単価が低いほど安く修行できていることになります。

各行程とFOP単価について

行程0:初回搭乗ボーナス

JALカード初回搭乗ボーナスでまず5,000FOP獲得しています。毎年やっているキャンペーンで,JGC修行には非常にありがたいです。

さらに私はJAL CLUB EST初回搭乗ボーナス2,000FOPも獲得しています。JAL CLUB ESTは20代限定のJALカードで様々な特典が付いています。

このようにJGC修行での恩恵も受けるので20代でJGCを目指すなら修行開始までに持っておきましょう。(ただしJGC入会時には退会することになります。)

行程1と行程3:FOP単価狙い

行程1と行程3は2つの航空券を組み合わせてマレーシアに行っています。それぞれ土日に有給を1日くっつけました。

ビジネスクラスとプレミアムエコノミークラスを使いつつその割に値段が控えめなのでFOP単価6台をたたき出しています。獲得したFOP的には今回の修行の中核です。

この航空券については後述します。

行程2と行程4:FOP単価度外視の旅行

一方でカタール航空を使った行程2のキリマンジャロFOP単価28とひどいことになっています。もともとFOP単価を度外視した旅行です。普通に10日ほど旅行しています。羽田に行くときANAの特典航空券を使っているのはちょうどいいJAL便がなかったためです。

行程4のインドネシアもFOP単価を度外視しています。とはいえFOP単価9.8はまあ及第点でしょうか。

全体

全体としてはFOP単価8.3となりました。旅行を楽しみつつのJGC修行としてはいい数字ではないかと思います。

方針:「修行」はしたくない

JGC修行と言っているものの、FOPのノルマを達成するために一日に何往復も飛行機に乗ったり、観光もしないでとんぼ返りするようなことはしたくありませんでした。

せっかくお金をかけて飛行機に乗る以上旅行を楽しみたいと思いました。FOP単価を追求するあまり作業のようなつらいことをしていてはもったいないです。

そこで、旅行を楽しみつつ修行を達成するために次の方針を立てました。

  1. 行った先で1泊以上は滞在する
  2. もともと行く予定だった旅行を修行の行程に組み込む
  3. 国際線メインでFOPを獲得する

方針1:行った先で1泊以上は滞在する

旅行として成立させようと思ったら最低1泊は滞在したいです。それに一日に何度も飛行機に乗ったら疲れます。とんぼ返りのような行程は計画しませんでした。

方針2:もともと行く予定だった旅行を修行の行程に組み込む

JGC修行関係なくもともと行く予定だった旅行先を修行の行程に組み込みました。具体的には修行4行程のうちのキリマンジャロとインドネシアです。

FOPを獲得できるようJALとワンワールド加盟航空会社を使いましたが、あくまでついでなのでFOP単価については度外視しました。

当初から出費を予定していましたし、がっつり旅行したので修行感はゼロです。

方針3:国際線メインでFOPを獲得する

国内線だと距離が短く一度に獲得できるFOPが少ないです。そこで乗る回数を少なくするべく距離の長い国際線メインで計画しました。

戦略:FOP単価の低い航空券の利用

上記方針でいくと修行にかかる費用が膨らむ傾向にあるので、FOP単価を意識した行程を組み入れました。2回のマレーシア旅行です。

ポイントがこちら。

  • 東南アジア
  • 国際線航空券に含まれる日本国内区間
  • 安いプレミアムエコノミークラスとビジネスクラス

東南アジア

東南アジアはFOP換算率が1.5倍と、欧米と比べて倍率が高いです。また東アジアよりも距離があるのでFOPを稼ぎやすいです。

一方でオセアニアよりも距離が近いので、土日に有給を付けて修行するには移動時間が短く日程的に楽です。

国際線航空券に含まれる日本国内区間

国際線の航空券を買うときに国内線の乗り継ぎ片道を追加5千円で付けることができます。私の場合は成田→クアラルンプール便に乗るために旭川→羽田便を付けました。

そしてこの国内線区間は利用運賃カテゴリーの運賃1(100%)に含まれます。 ここがポイントです。利用運賃カテゴリーは獲得できるFOPを大きく左右します。運賃1(100%)と運賃3(75%)を比較してみます。

【旭川→羽田の運賃1(100%)のFOP】

【旭川→羽田の運賃3(75%)のFOP】

片道で700FOP、往復となると1400FOPの差がつきます。

上記は普通席の場合のFOPです。クラスJを利用するとフライトマイルが1割増しになる分FOPもさらに増えます。

運賃1(100%)は通常、普通運賃などの高い航空券を買わない限り適用されません。ウルトラ先得などよく買うような安い航空券は運賃3(75%)にカテゴリーされます。

つまり高い航空券を買わないとFOPを一度にたくさん獲得できないようになっているというわけです。

ところが、国際線の日本国内区間だけ抜き出して考えれば、国内線の運賃1(100%)カテゴリーをたった1万円で往復できるということになります。これは大変お得です。

これを利用して国際線に国内の長距離路線の那覇→羽田を付けてFOPを稼ぐ人もいます。片道なんと2368FOP…!破格ですね。

プレミアムエコノミークラスとビジネスクラス

クラスのグレードの高い航空券ほど獲得できるFOPは多くなります。

ファーストクラスは高くて手が届かないので、プレエコ(エコノミークラス運賃1(100%)のY・E)とビジネス(ビジネスクラス運賃1(125%))を利用しました。

【成田→クアラルンプールのエコノミークラス運賃1(100%)のFOP】

 

【成田→クアラルンプールのビジネスクラス運賃1(125%)のFOP】

このように一度に大量にFOPを稼ぐことができます。またエコノミーでは味わえない高品質なサービスを体験できることもメリットです。

しかしファーストクラスほどではないにしても普通にとればプレエコもビジネスもいい値段してしまいます。そこで以下のように安く航空券を買う方法を探すことになります。

プレミアムエコノミークラスの海外発券

海外発券とは日本以外の国から発着する航空券です。今回はクアラルンプール発着で成田へのプレエコ往復航空券をJALの公式サイトで買いました。

海外発券はあまりなじみがないかと思いますが、日本発券よりも安い航空券が見つかることがよくあります。

私の買った時には国内線区間(羽田~旭川)込みで往復94,725円でした。

海外発券はJALの国際線トップページから普通に検索できます。

出発を海外にすると次のようなポップアップが出ますが日本語を選択します。

金額は現地通貨で表示されますが日本円に計算して表示することもできます。

ビジネスクラスの期間限定セール

しかし、海外発券だと日本発着の航空券をもう一組用意する必要があります。そこでクアラルンプール行のいい航空券がないか探したところ、ちょうどJALで絶妙なセールが行われていました。

なんと東京発のビジネスクラスが9万円(諸税抜き)でした!

ただし条件があってこの値段で買うには最低9日間滞在するような日程である必要がありました。

そんなに滞在しないとだめとなると使い勝手が悪いとも思えます。しかしこの条件、海外発券と組み合わせるととてもうまく噛み合いました。

つまりこのビジネスクラスの航空券の日程の間に海外発券を入れて、マレーシアに2回行く行程にしてしまえばずっとマレーシアにいる必要はありません。私は1月と3月に分けて行きました。

また同じようなセールが開催されたらチャンスだと思います。

プラスα:航空券を買う前のひと手間でポイント稼ぎ

JGC修行は航空券代がかなりかかります。せっかく額の大きい買い物をするのでうまくポイントを稼ぎたいと考えました(ここでいうポイントはFOPではなくマイルや楽天ポイントなどです。)。

私がとったのは楽天Rebatesを経由してJALのサイトで国際線の航空券を買い、その際の支払いにスカイトラベラーカードを使うという方法です。

この方法によりJALマイル、楽天ポイント、アメックスのポイント(マイル)の三重取りができます。

その下準備として楽天Rebatesのアカウントを作成するとともにスカイトラベラーに入会しました。

楽天Rebatesのアカウント作成

リーベイツトップページ

楽天Rebates(リーベイツ)は楽天の運営するポイントバックサービスです。リーベイツ経由で買い物をすれば楽天ポイントがもらえます。

リーベイツに掲載されているストアで私たちが買い物をすると、そのストアからリーベイツへ集客の報酬が支払われます。その報酬の一部がポイントバックとして私たちに還元されるという仕組みです。

リーベイツにはいろんなストアが掲載されていますがその中になんとJAL航空券(国内線・国際線)があります。私の探した限りではポイントバック系のサイトでJAL航空券があるのはリーベイツだけでした。

JAL航空券は通常1%のポイントバックです。1%とはいえ航空券を買えば額が大きいので結構なポイントがもらえます。また楽天スーパーセールなどのときには1%より多くなることもあるようです。

Rebatesお友達紹介キャンペーン

貯まった楽天ポイントで買い物するもよしホテルを予約するもよしです。

なお、今ならリーベイツのアカウントを新規登録して30日以内に3,000円以上の買い物をすれば初回ボーナス500ポイントもらえます。JAL航空券を買うなら余裕で達成します。

また楽天会員であればユーザIDとパスワードを入力するだけで簡単に新規登録できます。

詳細・アカウント作成は以下からどうぞ。

楽天Rebates

関連記事 JALの航空券を買うとき損してませんか?プラス1ステップで得しよう

スカイトラベラーに入会

アメックスのスカイトラベラーカードに入会しました(年会費1万円+税)。

スカイトラベラーは支払い100円につき通常1マイル分のポイントが貯まるところ、特定の航空会社の航空券を買う場合にはポイントが3倍になります。JALも対象の航空会社なので還元率3%で航空券が買えます。

関連記事 クレジットカード「アメックス スカイトラベラー」で欲しい特典航空券を手に入れよう

航空券代がたくさんかかるJGC修行と航空券を買うほどポイントが貯まるスカイトラベラーカードは非常に相性がいいです。

さらに、年会費が高くなりますがスカイトラベラープレミアカードであればポイントが5倍になります。40万円分JALの国際線航空券を買えば2万マイル分のポイントが貯まります。

入会キャンペーンと合わせたら年会費以上のマイルが余裕で貯まります。JGC修行をする年だけでもどちらか入会しておきましょう。カードの詳細・入会は以下からどうぞ。

スカイトラベラーカードの詳細

スカイトラベラープレミアカードの詳細

まとめ

味気ない修行をするくらいなら多少費用が増えてもちゃんと旅行したいという考えのもと修行行程を考えました。

ただしFOP単価を抑えた行程を組み入れることで費用全体のバランスを取りました。

FOP単価を抑えた行程は、マレーシアに国内線区間を付けてビジネスと海外発券のプレエコで行くことで実現させました。

なお修行に伴い航空券代が大きくなることを活かして楽天Rebatesスカイトラベラーカードでポイントを稼ぎました。

もっと突き詰めればFOP単価7以下まで可能だったと思いますが、楽しく修行できたので結果として満足です。

以上、私のJGC修行の行程と達成に向けて考えたことでした。