アラスカ航空のロサンゼルス行きの飛行機でロストバゲージにあいました。預けた荷物が戻ってこないのは初めての体験だったので対応にあたふたしました。
本記事では私がロストバゲージにあってから荷物が戻ってくるまでの経過を紹介します。
今回はちょっとややこしいことになり手元に荷物が戻ってくるまで約4日かかりました。
旅行初日:ロストバゲージ発生
新千歳空港からホノルル経由でロサンゼルス国際空港に行きました。私の乗ったアラスカ航空の便は、ロサンゼルス国際空港のターミナル6に現地時間22:30頃到着しました。
入国審査を経て荷物を受け取ろうとターンテーブルの前で待っていましたが、いつまでたっても私のバックパックが流れてきませんでした。
そのうちターンテーブルが止まり、嫌な予感がしたので同じフロアにあるアラスカ航空のオフィスカウンターに聞いてみたところ、ロストバゲージが発覚しました。
そこでのスタッフとのやりとりは次のとおりです。もちろん相手は英語です。私は英語を話すのも聞くのも苦手なので、大まかなニュアンスしか分かりませんでした。大体こんなこと言ってたかなくらいのものとして書いてますので悪しからず。
私の荷物が見つかりません。
(搭乗券と手荷物引換証を示す。)
ここまでどこから来ましたか?
日本からホノルル経由で来ました。
あなたの荷物はどんな荷物ですか?
赤いバックパックです。
(手で示しながら)大きさはこのくらいです。
・・・(パソコンで調べている様子)
どうやらあなたの荷物はホノルルにある可能性が高いです。
いつ荷物は手に入りますか?
おそらく明日にはロサンゼルスに届くので、電話番号と滞在先の住所を教えてください。
分かりました。
このとき日本で購入しておいたプリペイドSIMの電話番号を伝えましたが、香港発信の電話番号だったためかこれではだめだと言われました。代わりに予約していたロサンゼルスの宿の電話番号と住所を伝えました。
なお今回の宿はアパートメントタイプで、セルフでチェックインするスタイルでした。管理会社のオフィスが離れており宿自体にレセプションはありませんでした。そのため宿にはメールでアラスカ航空から荷物が届くかもしれない旨伝えておきました。
最後に、ロストバゲージの受理証として一枚の書類をもらいました。
今回はロサンゼルスに2泊→ラスベガスに2泊→ロサンゼルスから出国という旅程でした。なのでラスベガスに行くまでには荷物が手に入るだろうと安心しましたが、そうはいきませんでした。
旅行2日目:荷物来ず
ロサンゼルスに滞在していた日です。
宿の管理会社からの返信
朝、宿の管理会社からメールで返信が来ました。アラスカ航空から折り返し連絡が欲しい旨の連絡があったとのことで、電話番号も記載されていました。ところがその電話番号にかけても全然つながりませんでした。
アラスカ航空へ電話(1回目)
結局ロストバゲージの書類に書いてあった電話番号に電話したところ、荷物が見つかったので今日には発送するとのことでした。
しかし宿から届いたとの連絡もなく当日中に荷物は来ませんでした。
旅行3日目:錯綜する情報
この日はロサンゼルスからラスベガスに移動する日で、宿もチェックアウトしました。
アラスカ航空へ電話(2回目)
午前中には荷物を受け取らないとまずいと焦り、改めてアラスカ航空に電話して荷物のことを聞いてみると、既に昨日発送したとのことでした。
??だったらもう宿には届いてるはずでは?どうなってるの?
宿の管理会社へ電話
しょうがないので宿の管理会社に聞いてみるしかありません。今までメールでやりとりしていましたが今回ばかりは電話しました。
四苦八苦しながら事情を伝えると、届いているか確認してできるだけ早く連絡するとのことでした。しかしその日連絡はありませんでした。
この時点で旅の途中でバックパックは戻ってこないことを覚悟しました。2日後のアメリカ出国日に何としても受け取る決心をしました。
旅行4日目:荷物の所在判明
ラスベガスに滞在していた日です。
宿の管理会社へメール
管理会社に荷物確認の状況を問い合わせてみましたが、やっぱり荷物は届いていないとのことでした。
アラスカ航空は送ったと言い、管理会社は届いていないと言っています。
それなら荷物はどこ!?もう何を信じていいのか分からなくなりました(笑)。
アラスカ航空へ電話(3回目)
やけくそ気味にアラスカ航空に宿には荷物が届いてない旨連絡しました。すると何かの手違いでそもそも発送ができていなかったことが発覚しました。つまり荷物は依然として空港にあるということです。
今までのやり取りはなんだったんだ……
文句の一つも言いたくなりましたが、翌日ロサンゼルス国際空港から帰国するので今となってはかえって好都合でした。アラスカ航空のオフィスカウンターに立ち寄って受け取ることになりました。
旅行最終日:荷物を受け取る
帰国に向けてラスベガスからロサンゼルスに戻りました。旅行最終日です。
ちょっと早めに空港に行って旅行初日にロストバゲージを届け出たアラスカ航空のオフィスカウンターで無事バックパックを受け取ることができました。
旅行中ずっと使えず、もはや何のために持ってきたのか分からないバックパックとなってしまいましたが、とりあえずほっとしました。
反省
結局ロストバゲージが発覚してから荷物を受け取るのに約4日かかりました。
翌日には荷物が見つかったにも関わらずこんなに時間がかかった原因は、一番には航空会社の手違いで宿へ荷物が発送されていなかったことでしょう。
しかもこちらから聞かない限り向こうから状況をほとんど連絡してくれませんでした。
またそのほかの原因を考えてみると、宿や航空会社とスムーズに連絡が取れなかったことも大きかったと思います。
まず、航空会社に伝えた連絡先を自分の電話番号ではなく宿の管理会社の電話番号にしていました。航空会社からの連絡が宿をワンクッション挟んで私のところに届くことになりました。
通常のホテルならそれでも問題ないと思いますが、今回の事情として、ロサンゼルスで泊まった宿にはレセプションがなく、宿のスタッフと対面のやりとりができませんでした。
宿と航空会社にそれぞれメールや電話でやりとりしたので、伝達が間延びしてしまったところがあるかなと思いました。
今回の教訓をまとめました。
- 航空会社のことは当てにしすぎない
- 預けた荷物の特徴(色や大きさ)は説明できるようにしておく
- 手荷物引換証は大事に持っておく
- 航空会社に伝える電話番号は、自分とスムーズに連絡の取れる宿でない限り、宿の電話番号よりも自己の電話番号が望ましい
- 荷物の状況の問い合わせはこちらからコマメに行う
初めてのロストバゲージは焦りました。語学力が不足していたので電話でのやりとりにかなり苦戦しました。それでも「荷物を受け取りたい」という目的がはっきりしているので、なんとか要件を伝えられ、相手にも分かってもらえました。
結局荷物が戻ってきたのでいい勉強になったと思うことにしています。
以上、ロストバゲージにあってから荷物が戻ってくるまでの対応を紹介しました。