冬の北海道旅行は飛行機の遅延·欠航に備えよう【国内航空機遅延費用補償が付帯するクレジットカード4選】

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冬の北海道に旅行に行く方は多いと思います。雪まつり、流氷、ダイヤモンドダスト、スキーなど見どころたくさんです。

北海道民の私としてもぜひ遊びに来てもらいたいところです。

しかし冬の北海道はどうしても雪による飛行機の遅延·欠航が多くなることに注意しなければなりません。

年何回かは豪雪による飛行機の欠航で旅行客が空港泊を余儀なくされたことがニュースになるのでご存知かと思います。

荒天、Uターン直撃 2千人が新千歳で一夜

冬型の気圧配置の影響で道内は5日、各地でまとまった雪が降り、Uターンラッシュのピークを迎えた新千歳空港では、吹雪のため105便が欠航した。足止めされた帰省客や観光客ら約2千人が、空港内で一夜を明かした。

2019.1.6北海道新聞電子版より

雪は自然現象なのでこれによる飛行機の遅延·欠航を防ぐことはできません。

しかし飛行機の遅延·欠航による想定外の出費には備えることができます。

本記事では国内旅行保険の航空機遅延損費用補償と同補償が付帯するクレジットカード4つを紹介します。

航空機遅延費用補償とは

 

飛行機の遅延や欠航によって負担したホテル代や食事代などの費用の一部を補償する保険です。

「乗継遅延」と「出航遅延・欠航・搭乗不能」の2種類があり、以下では国内旅行において一般的に補償される内容を紹介します。

①乗継遅延

補償されるケース

飛行機を乗り継ぐ際に、到着便の遅延によって乗継予定の便に搭乗することができず、実際の到着時刻から4時間以内に代替便に搭乗できなかった場合。

要は最初に搭乗した便が遅れたせいで乗継に失敗した場合です。

補償される費用

乗継地点において代替便が利用可能となるまでの間に負担した食事代と宿泊料

補償額は保険によって異なりますが大体1万~3万円が限度です。

具体例

イメージ(羽田エクセルホテル東急より)

こんなときに保険金が支払われます。

乗ってきた飛行機が遅れてその日の乗継便に搭乗できなかったので、ホテルで一泊して翌日の代替便を利用した。

②出航遅延・欠航・搭乗不能

補償されるケース

搭乗予定の飛行機について、4時間以上の出航遅延、欠航、当該航空会社の落ち度による搭乗不能などにより、出航予定時刻から4時間以内に代替便に搭乗できなかったケース。

補償される費用

出航地において代替便が利用可能となるまでの間に負担した食事代

補償額は保険によって異なりますが大体1万~3万円が限度です。

具体例

こんなときに保険金が支払われます。

搭乗予定だった飛行機の出航が遅れたので、待ち時間にレストランで食事をした。

ポイント

補償の種類補償されるケース補償される費用補償額(最大)
乗継遅延到着便の遅延により乗継地に到着してから4時間以内に代替の乗継便に搭乗できなかった場合。・食事代
宿泊料
1万~3万円
出航遅延・欠航・搭乗不能出航遅延や欠航などにより、出航予定時刻から4時間以内に代替便に搭乗できなかった場合。・食事代1万~3万円

4時間を超えるか

乗継遅延も出航遅延(欠航・搭乗不能)も4時間以内に代替便に搭乗できなかった場合に補償の対象となります。

つまり飛行機が遅延したからといって全ての場合に対象となるわけではないことに注意が必要です。飛行機が遅延したらまずは代替便に何時間後に搭乗できるかを意識しましょう。

宿泊料は乗継遅延だけ

宿泊料の出費は出航遅延(欠航・搭乗不能)の補償の対象となりません。

出航遅延によりホテルで一泊して翌日の代替便に搭乗したとしても、そのホテル代は対象外です。出航遅延はあくまでも食事代だけが対象です。

とはいえ1万円~3万円まで食事代は補償されるので、レストランで豪華な食事をして遅延によるマイナスを穴埋めできるのはいいかなと思います。

クレジットカードに付帯する保険がおすすめ

旅行保険はAIG損保などの保険会社が販売するものと、JCBカードなどのクレジットカードに付帯するものがあります。

私は国内旅行の航空機遅延費用補償を利用する観点からはカード付帯の保険をおすすめします。

おすすめする理由

保険会社の保険は旅行の都度保険料を支払って申し込みする必要があるのに対し、カード付帯の保険はカードを所持(利用)するだけで保険を利用することができるので、保険料を支払う負担や申し込みの手間がかかりません。

また国内旅行の航空機遅延費用補償だけ考えた場合、保険会社の保険とカード付帯の保険で補償額にあまり差がないためです。

保険が適用される条件:利用付帯と自動付帯

ただし、クレジットカード付帯の旅行保険には利用付帯と自動付帯があり、利用付帯の場合には注意が必要です。

利用付帯の国内旅行保険は、あらかじめ航空便の搭乗費用(航空券代やツアー代金)を当該クレジットカードで支払った場合にのみ適用されます。

それに対し、自動付帯の国内旅行保険に適用条件はなく、当該クレジットカードを持っているだけで適用されます。

当然ながら自動付帯の方が便利です。

国内旅行の航空機遅延費用補償が付帯するクレジットカード4選

国内旅行の航空機遅延費用補償が付帯するクレジットカードはそれほど多くありません。付帯しているのはゴールドやプラチナなどのハイクラスなカードであり、総じて年会費が高めです。

そこで今回は国内旅行の航空機遅延費用補償が付帯し、かつ年会費が1万円前後で持てる比較的リーズナブルなクレジットカードを4つ紹介したいと思います。

 JCBゴールドOrico Card THE WORLDANA VISAワイドゴールドdカード GOLD
年会費10,000円+税
初年度無料
9,800円
初年度無料
14,000円+税
※割引あり
10,000円+税
付帯条件自動付帯利用付帯利用付帯利用付帯
乗継遅延最大2万円最大3万円最大2万円最大2万円
出航遅延・欠航・搭乗不能最大2万円最大3万円最大1万円最大1万円

JCBゴールド

年会費10,000円+税
初年度無料
付帯条件自動付帯
乗継遅延最大2万円
出航遅延・欠航・搭乗不能最大2万円
  • 航空機遅延費用補償が自動付帯
  • 海外旅行保険も手厚い
  • 初年度年会費無料

JCBゴールドは付帯する旅行保険が充実しています。まず国内旅行の航空機遅延費用補償が自動付帯します。もっているだけで保険適用対象になるのはやはり便利です。この年会費で自動付帯はかなり珍しいです。

また海外旅行保険も手厚いです。海外旅行でも航空機遅延費用補償が自動付帯します。その他治療費用が300万円、死亡後遺障害が1億円まで補償されるなど、補償額が充実しています。

カード詳細はこちら公式サイト(JCB)

Orico Card THE WORLD(オリコカード ザ ワールド)

年会費9,800円
初年度無料
付帯条件利用付帯
乗継遅延最大3万円
出航遅延・欠航・搭乗不能最大3万円
  • 航空機遅延費用補償の額が高い
  • 海外に行く人向けの特典が多い
  • 初年度年会費無料

利用付帯ですが航空機遅延費用補償が3万円と高いです。また海外旅行の航空機遅延費用補償もありこちらは自動付帯です。

海外でのカード利用でポイント還元率2%であったり、国際線利用時に空港宅配サービスを使えたりと、名前のとおり海外に行くことが多い方への特典が充実しています。

カードの詳細はこちら公式サイト(オリコ)

ANA VISAワイドゴールド

年会費14,000円+税
※割引あり
付帯条件利用付帯
乗継遅延最大2万円
出航遅延・欠航・搭乗不能最大1万円
  • ANAマイルを貯める定番カード
  • 年会費割引あり

ANAマイルを貯めるのに定番のカード。ANAのゴールドカードは何種類かありますが、ANA VISAワイドゴールドは「マイ・ペイすリボ」の登録と「カードご利用代金WEB明細書サービス」の利用による割引で年会費を9,500円+税まで抑えることができます公式サイト参照)。

リボ払いだと金利手数料が気になるかと思いますが、マイ・ペイすリボでは全額支払いなら金利手数料は発生しないので、月の支払い限度額を最大まで上げておけば通常の一回払いするのと同じ状態で割引の恩恵を得られます。

カード詳細はこちら公式サイト(三井住友カード)

dカード GOLD

年会費10,000円+税
付帯条件利用付帯
乗継遅延最大2万円
出航遅延・欠航・搭乗不能最大1万円
  • ドコモのスマホ料金10%ポイント還元
  • ドコモユーザーなら年会費の負担が実質的に少ない

携帯会社ドコモの発行するゴールドカード。ドコモユーザーに強いメリットがあります。

このカードを持っているとドコモのスマホ料金(月々の通話料やデータ通信料など)1,000円につき100ポイントもらえます。つまり還元率10%となります。

スマホ代の支払いが毎月9,000円あればそれだけで年会費のもとが取れます。

カード詳細はこちら公式サイト(ドコモ)

まとめ

国内旅行で飛行機が遅れた場合などに発生したホテル代やレストラン代は「航空機遅延費用補償」という保険によりカバーすることができます。

航空機遅延費用補償には「乗継遅延」と「出航遅延・欠航・搭乗不能」の2種類があり、遅延が4時間を超えるかどうかが補償の対象となるカギです。また前者が宿泊代と食事代が補償されるのに対し後者は食事代だけしか補償されないので要注意です。

航空機遅延費用補償はクレジットカード付帯の保険がおすすめです。保険料を支払う負担や申し込みの手間がなく、カードを所持(利用)するだけで保険を利用できるためです。

本記事では次のとおり国内旅行の航空機遅延費用補償が付帯する年会費1万円前後のクレジットカードを紹介しました。

 JCBゴールドOrico Card THE WORLDANA VISAワイドゴールドdカード GOLD
年会費10,000円+税
初年度無料
9,800円
初年度無料
14,000円+税
※割引あり
10,000円+税
付帯条件自動付帯利用付帯利用付帯利用付帯
乗継遅延最大2万円最大3万円最大2万円最大2万円
出航遅延・欠航・搭乗不能最大2万円最大3万円最大1万円最大1万円

使い勝手の良さなら自動付帯のJCBゴールド、補償額を手厚くさせたいなら3万円まで補償されるOrico Card THE WORLDがいいでしょう。その他、ANAマイラーならANA VISAワイドゴールド、ドコモユーザーならdカード GOLDも選択肢に入ってくるかと思います。

冬の北海道で運悪く足止めをくらったとしても航空機遅延費用補償のおかげで豪華な食事ができたら嫌な思い出から少しだけいい思い出になると思いませんか?

北海道に行く際には航空機遅延費用補償が付帯したクレジットカードを検討してみてはいかがでしょうか。

以上、国内旅行保険の航空機遅延損費用補償と同補償が付帯するクレジットカードの紹介でした。

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