2019年のゴールデンウィークにウズベキスタンを旅行しました。訪れたのはサマルカンド、ブハラ、ヒヴァのシルクロード3都市です。
行くまでなじみのない国でしたが、行ってみたらとても楽しくて旅行するのにおすすめの国です。
本記事では私の旅行を振り返って、ウズベキスタンへの行き方や旅行のしやすさ、注意点などを紹介します。
ウズベキスタンへの行き方
ウズベキスタンは中央アジアに属します。周りに~スタンの国がたくさんあります。二重内陸国という、二回国境を越えないと海に出れない珍しい国です。
ビザ不要
最近までビザが必要でしたが、2018年からウズベキスタンへ行くには30日以内の滞在であればビザが不要になりました。うれしいことです。
韓国経由が便利
成田からウズベキスタンの首都タシケントまでウズベキスタン航空の直行便がありますが週二便(火金)です。仁川からタシケントへ行く便が比較的多いので韓国経由が便利です。アシアナ航空と大韓航空があります。
今回は大韓航空でタシケントに行きました。行きの飛行時間は成田から仁川まで約2時間、仁川からタシケントまで約7時間です。
今回の航空券は19万円くらいでした。行ったのがゴールデンウィーク、しかも予約した時期が出発1カ月前だったので高くなってしまいました。普段ならもっと安いです。
ウズベキスタンのよかったところ
今回はサマルカンド、ブハラ、ヒヴァを訪れました。どの街でもシルクロードのエキゾチックな雰囲気を楽しむことができたのがウズベキスタン旅行で一番良かった点です。ウズベキスタンのイスラーム建築の鮮やかな青には感動しました。日程の詳細は次の記事を参照ください。
そのほかに旅行のしやすさの観点からよかった点は次のとおり。
物価が安い
日本と比べて物価はかなり安いです。商店で買った水の1Lボトルが30円弱でした。食事は500円もあればたくさん食べられます。タクシーや宿代も安く済みました。
治安がいい
以外に?治安がよかったです。旧ソ連の国ということで何となく怖そうなイメージがありましたが、サマルカンド、ブハラ、ヒヴァに行った限りではそうでもなく、危ない目に合うこともありませんでした。私の体感的にはマレーシアなどの東南アジア諸国と同じくらいの治安だと思いました。なので過度に恐れる心配はないと思います。
人が親切
ウズベキスタンは親切な人が多かったです。例えば地元の子供に道を聞いたら案内してくれた上に荷物まで持ってくれたり、食堂で相席したお兄さんはお茶の入れ方を教えてくれたり、宿のおじさんは乗合タクシーの値段交渉を私のかわりにしてくれたり、、、などなどです。イスラム教の教えもあってか皆さん旅人にはやさしかったです。
また日本人に親しみを持ってくれているのか「一緒に写真撮ろう!」と言ってくる人が多かったです(笑)。
ウズベキスタンの注意点
上記のようにウズベキスタンは旅行しやすかったですが、その反面やや不便な点もあったので紹介します。
滞在登録(レギストラーツィア)が必要?
ウズベキスタンでは、外国人はレギストラーツィアという滞在登録が必要とされています。地球の歩き方(2017~2018版)には、滞在登録していないと出国時に罰金が科されることがあると書いてあったので、どこまで厳格か気になっていたことの一つでした。
実際どうだったかというと、滞在登録は泊まった宿で行ってくれるので自分で何かする必要はありませんでした。宿で滞在登録をした証として滞在証明書をもらえました。
出国時に必ず滞在登録がチェックされるのかと思っていましたが、今回は何も呈示を求められませんでした。以前よりチェックが緩和されるようになったのでしょうか。
あるいは今回たまたまチェックされなかっただけかもしれません。念のため滞在証明書は必ずもらい、出国時まで大切に持っていた方がいいと思います。
なお夜行列車の場合は滞在登録どうするんだろうと思いましたが、現地で会った日本人の旅人から聞くところによると、夜行列車の切符があれば大丈夫らしいです。真偽は確認していないので参考までに。
英語がほとんど通じない
ウズベキスタンの公用語はウズベク語です。基本的にはほとんど英語が通じませんでしたが、外国人慣れしている宿や観光地であれば多少通じました。
やや不便だったものの、ウズベク人は親切だったのでそこまで大変には思いませんでした。
とりあえず「ありがとう」だけはウズベク語で覚えて言うようにしていました。ウズベク語でありがとうは「Раҳмат(ラフマット)」です。
クレジットカードがほとんど使えない
クレジットカードを使える場所がごく一部のホテルや土産物屋などを除いてほとんどありませんでした。現地決済は現金メインになることを見越してお金の用意をした方がいいです。
日本円でもウズベクスムと両替できるところはあり、レートも悪くありませんでしたが、念のため米ドルも持って行った方が安心です。米ドルとウズベクスムを両替できるATMもありました。両替事情の詳細は別記事で紹介します。
なおクレジットカードを持っていくならVISAがいいです。クレジットカードが使える店においては通用度が一番高かったです。
さいごに
2019年6月に前田敦子が主演の日本とウズベキスタンの合作映画「旅のおわり世界のはじまり」が公開されるなど、ちょっとずつ認知度が上がってきましたが、ウズベキスタンはまだまだなじみのない国だと思います。
ウズベキスタンに行くとき周りの反応は「そもそもどこ?」「行って大丈夫な国?」といった感じでした。ですが行って見たらとても楽しい国でした。
サマルカンドなどシルクロードの都市に興味がある方はぜひ行くことをおすすめします。
以上、ウズベキスタンの行き方、旅行のしやすさ、注意点でした。